つくりかた <1>種をまくデザイン
ゼロワンファームは、コンテンツの企画制作・グラフィックデザインをはじめ、携帯&iPhoneアプリ、データベースシステム構築に至るまで、ウェブに関わる全ての業務にワンストップで対応できます。
・・・でも、そんな技術的な枝葉より、大事なことがあります。
根っこのデザイン
うわっつらのホームページ制作やシステム構築の前に「お客様にとって本当に役に立つ仕事内容って?」そのものをデザインします。
デザインやシステムにできることは多々あるのに、どうしても料金表的に明確な「表面上の制作」に走りがちです。ページ数でどうこう、○○○○という高度な技術を使うので××××円かかる……等々。そのほうが、制作する側も積算と請求がしやすいですし、お客様側にしても、お支払いいただく料金に対して安心感を持ちやすいからです。
別にそれはそれで構わないのですが、なにより「もったいない」んです。
目的は「心を動かす」こと
例えば、単純な「企業ホームページ制作」ひとつとっても、ただキレイに作れば良い/検索結果で上位に来れば良い/情報が伝われば良い、とは考えていません。なぜなら、同じご予算でも、ちゃんと根本から作業内容をデザインすれば、ずっと成果を上げられる製品を生み出せるからです。
以下の例は「企業ホームページ制作」における、グラフィックデザインとシステム構築の考え方です。
種をまく | 効果 |
---|---|
1. 広告的に驚かせ、興味を持ってもらう | コンテンツを伝えるため、まず読ませる |
2. ターゲットをしぼり、好感度を高める | コンテンツを信じてもらう |
3. 自社サイトに愛着と責任を感じる | 自社スタッフによるポジティブ&継続的コンテンツ生産 → 何よりの検索エンジン対策! |
4. サイトが増殖してもデザインが乱れない | 中長期的に大幅なコスト削減 |
表面的なデザインよりも内外の心を動かすためのデザイン、グラフィックとシステム化の両面でバランスの取れたデザインを目指しています。
「統計上、よく洗車してもらえる車は、事故に遭いにくい」
デザインが良い、ということが、何を意味し、どういう成果を生み出すかが、如実に表れている例です。
【制作事例】デザインなんて不要?
『アークアカデミー 日本語学校』 →別タブで開く
主なターゲットが日本への留学を願う外国人であるため、
「サイトの多国語(英韓中、等)展開」
「国によりデザインの好みはバラバラ」
「複雑に入り組んだサイト構造をわかりやすく提示」
といった制約条件があります。
そこで、カラー分類による情報構造明示と、文字部分に一切画像を使わない手法による多言語サイト生成の容易さを「デザイン」し、意匠的には、とにかく好感度を上げるシンプルでやわらかいグラフィックに徹しました。結果的に、絞り込んだ意匠デザインのDNAが、サイトの増殖後もずっと乱れずに生きています。
さらに、労力をかけて100人近くから長文インタビュー記事をとることで、「日本に憧れる外国人が本当に読みたい情報を非広告的に提供」「良質コンテンツにより、各国のサーチエンジンで上位に」を同時に実現させています。本案件は、くだらない装飾や広告や業者的SEOより真面目な記事生成に比重を置くべき、という「作業デザイン」の一例です。